会社設立 – 定款

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定款とは

定款とは、会社のルールをあらかじめ定めたものです。細かく書こうと思えばキリがないので、最初はざっくりと作ることになると思いますが、会社が成長していくにつれ、ルールを書き加えていったり変更したりすることが必要になってくると思います。

定款を作る上で絶対に大事なのは出口戦略をしっかりと考えておくことです。

定款を作るだけではなく、会社を設立する上で大事なことです。

何のために会社をつくるのか

会社をつくるメリットは数えきれないくらいあります。

デメリットはちょっとした手間と、毎年かかる住民税や経緯と、所得が低いうちは税率が高めであることくらいなものです。

会社をつくるときにしっかりと考えておかなければいけないのは、どうなったらこの会社を終わらせるのか、ということです。

会社の出口戦略には3種類あります。

会社の出口戦略…倒産

株式会社や合同会社といった有限責任会社の場合、資本金以上に損することはありませんので、儲からなかったとしても、会社を潰してしまえば終わりです。個人事業主よりもリスクが低いことになる訳です。

また、経営者の健康の毀損や予期せぬ突然死などによっても倒産は訪れます。どこまでのリスクなら許容できて、どこまでいったら倒産させるか、というのは予め決めておいたほうが経営の上では健康的な経営ができます。

会社の出口戦略…売却

株式会社であれば株で、合同会社であれば、定款を書き換えた上で、譲渡先が支配できるような定款にすることや社員権という形で、売却が可能です。

会社の価値の算定方法はいくつかありますが、ポイントは買いたい人と売りたい人が双方納得した上であればどんな価格で売却してもいいわけです。

通常は儲かっている会社や資産がある会社しか売れないですから、売却は黒字化して、まとまったキャッシュが欲しいと思った時に有効な戦略になります。

会社の出口戦略…事業承継

人間いつかは死んでしまいますので、経営者は自分が死んだ後、この会社をどのように継続させるかを考えておく必要があります。売却もせず、倒産もさせない場合は、誰かにこの会社を継いでもらわなければなりません。これが事業承継です。

自分より若くて健康な後継者を育てて、少しずつ事業を継承して、自分は徐々にプレイヤーから見守る立場へシフトしていく、といったようなイメージです。

まとめ

定款は会社のルールです。

ルールを決める上で大事なのは、出口戦略です。

これを予め考えて決めておかないと、実際に何か起こった時に自分に不利益な変更をせざるをえなかったりしますので、よ〜く考えて決めましょう。また、経営していく上でも方針に合わせて定款を変えていく必要が生じた時に素早く対応できるような体制を整えておきましょう。

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